【イタリア語】検定試験の中止決定について
こんにちは!
いつもブログを読んでいただきありがとうございます!
このところ、話題はほとんどコロナウイルス一色となっていますね
このコロナウイルスが日本経済に与える打撃は計り知れません…
特に、観光関連事業は相当厳しい状況のようです
自分も以前に観光関連の企業で働いていたり、通訳案内士として海外のお客様を受け入れていたりした経験があるので、そのときに今回のようなケースが起きていたらと考えれば、相当な被害額になってしまうということは容易に理解できます
観光関連事業以外にも被害を被っている企業・団体は多数あります
その一つが【イタリア語検定協会】です
外国語検定の中では珍しく毎年3月に春季試験を行っているイタリア語検定ですが、今年は例年通りに3月1日に行われる予定でした
しかし、ホームページによれば、2月26日の段階で春季イタリア語検定の全面中止を決定したそうです
それに伴って、ホームページでは
・受験料返金について
・受験料繰り越しについて
という2点の情報が載せられています
ざっくり内容をまとめる、
・受験料の返金は不可能
・受験料の繰り越しは次回(今秋10月4日の第51回のみ)への繰り越しが可能)
とのことです
今回の試験のために一生懸命勉強してきた人がたくさんいると思います
しかし、協会のこの判断はそんな頑張ってきた方がさらにその先に進むために必要なものだった、と僕は思います
このまま試験を行い、受験者のうち1人でもコロナウイルスにかかれば、それこそ世間からのバッシングが起こり、イタリア語検定の品格が疑われ、存続の危機になっていることでしょう
財政的に苦しい状況で運営をしているイタリア語検定協会にとって、今回の判断は本当に厳しいものだったと思います
受験予定だった方々は、受験料の返金は不可能とはいえ、繰り越しは可能なのですから、秋に向けてもっと勉強するチャンスが来た!と思えたらいいのではないかと思います
ただ、一つ疑問が残ります
春季に3級を受験予定だったが、秋季は準2級を受験したい
というようにこの半年間勉強を続けていったときに、受験する級を一つ上げたい、という人がたくさんいると思うんですよね
特に、5➔4、4➔3は半年あれば十分合格できるので、協会側はそういった人たちにとって「差額を払えば上の級を受けることができる」という措置を取ってくれるのでしょうか?それとも「繰り越しは今回申し込んだ級に限る」ということになるのでしょうか?
隣接する級はダブル受験ができますので、後者の場合、レベルが上がって上の級を受験したいときはその級の受験料を払うことになり、春季で受ける予定だった級はいわば「捨て・滑り止め」的な試験に成り下がってしまうのではないか、と思います
いずれにしてもこればかりはイタリア語検定協会の判断待ちですね
イタリア語検定協会と受験者双方が納得のいく形になることを願っています