ポリラボ ~多言語学習研究所~

英語とフランス語、ときどきイタリア語・スペイン語・ドイツ語

【フランス語】ディクテで伸ばす聞き取るチカラ!

こんにちは!

 

いつもブログを読んでいただきありがとうございます!

 

今日は【ディクテ】のお話です

 

英語ではdictationと言いますが、フランス語ではdictéeですね

 

フランス語を勉強している人にはディクテはポピュラーな勉強方法だと思います

 

でも、このディクテが本当に難しい…

 

フランス語の綴りと音は完全に一致しません

単数形と複数形が違う形でも同じ発音、リエゾンアンシェヌマンなど、ディクテが難しい理由はたくさんあります

 

そんなディクテを一番やったのは僕が23歳でフランスに留学した時です

 

当時の僕は、初めての留学が初めての渡仏であり、毎日を乗り切ることで精いっぱい…

 

そこで一番厳しかったのが「聞き取り」

 

自分の言いたいことは事前に考えることができるからいいのですが、それに対する返答が聞き取れないことが多く、聞き取れなければそれに対して返すこともできなくてかなり辛かったですね

 

今だから言いますが、留学して2か月くらいしたときに、ホームステイ先のおばあちゃんの前で大泣きしました

 

「フランス語が聞き取れないし、話せない、どうしたらいいのかもわからない…」

 

そういうと、「じゃあ一緒にテレビを見ましょう」

 

と言ってくれました

 

それまでは同じ家にいても、学校の課題などであまり一緒に過ごす時間がありませんでした。でもこの日を境に、一緒にテレビをみたり、ボードゲームをしたりしてくれました

 

本当に良くしていただきました

 

帰国時は別の意味で大泣きしたのですが、その話はまたいつか…

 

 

さて、そんな留学中に、自分でもどうにか聞き取り能力を伸ばせないかと試行錯誤していました

 

そしてやりだしたのがディクテです

 

はじめは、短いラジオ番組を録音して何度も何度も聞いていました

聞き取れないところはフランス人の友達に聞いて教えてもらっていました

 

そんなある日、ふとFnacに行くとDVDの安売りをしているのに気が付きました

そこで、当時見たことのあったフランス映画のアメリ(仏題:LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN)を見つけました。

 

この時、一度見たことのある映画だったので、内容が頭に入っていることもあり、もう一度みたら前より聞き取れるかなと思って購入したんです

 

それを家で見ていた時に、ふと字幕がフランス語で出せることに気が付いて、「全部ディクテしてみようかな」という気になったんです

 

そのときから何日もかけて、ようやくすべての書き取りを終えた時、なんだか一皮むけたような、そんな気になりました

 

実際にそれだけで聞き取りができるようになったわけではないとは思いますが、この経験があったから、その後の聞き取りがそれまでよりもより楽になったような気がします

 

 

 

帰国後、フランス語検定準1級を受験した時、聞き取りと書き取りは9割以上できていました

 

留学したから、というのが表面的な理由ですが、もっと深く見ていけば、これだけできるようになったのはディクテをしたからというのが一つの大きな要因だったと思います

 

その後も、フランス語検定1級に受かるまで、定期的にディクテを続けていきました

 

1級の問題でさえ、正直言って聞き取りは簡単でした

 

もし、フランス語の聞き取りが苦手だという方がいましたが、ぜひディクテを根気強く続けていただきたい

 

僕が使った参考書の中に、ディクテ・エクテに使ったものがあるので、そのリンクを下に貼っておきます。もしよかったら手に取ってみてくださいね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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