【フランス語】中級レベル以上にオススメの単語帳 その1
こんにちは!
いつもブログを読んでいただきありがとうございます!
今回と次回は
【フランス語】中級レベル以上にオススメの単語帳
について書いていきたいと思います!
なぜオススメするのかはそのあとに書いていきますね!
【オススメ単語帳その1】
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オススメする理由は?
本書の特徴は次の4点です
1.1000単語を超える豊富な収録数
2.「発信型単語帳」としてのレイアウト
3.学んだ単語がつまった長文
4.目的別音声の準備
1.1000単語を超える豊富な収録数
単語の掲載数としてはとりわけ多いとは思わないかもしれません
しかし、掲載語彙のレベルが2級から準1級だということがポイントです
このレベル帯の単語帳としてはかなり多いと思います!
2.「発信型単語帳」としてのレイアウト
この単語帳の制作者の意図にはつぎのようなものがあると記載されています
この単語帳を使って単語をインプットするだけでなく、「話す力」「書く力」つまりアウトプットを強化してほしい
つまり、フランス語を「使うこと」を意識して作られているんですね
それがすごくよくわかるのが、レイアウトです
普通の単語帳は左ページに単語とその意味、右側に用例や例文が来ます
例えば、左側にcompositionという単語とその意味として作文、制作、と書かれていて、右側にla composition musicale作曲というように用例が載っているのが普通の単語帳の形式だと思うんですよね
でもこの単語帳は、「作曲」という日本語が一番左に来て、次にla composition musicaleと来るので、まず日本語を見てそれをフランス語に直せるかどうかが試されるんですね。これすごい画期的な配置だなと思ったんですよ
【普通の単語帳のレイアウト】
composition 作文、制作 / composition musicale作曲
【本書のレイアウト】
作曲 la composition musical / composition 作文、制作
他の例を出すとすると、例えば「第二次世界大戦」という項目がありましたが、これはla Seconde Guerre Mondialeであって、これをすぐに言えれば、その単語はもう知っているということになりますよね。ただ、なかなかこれが難しくて、結構自分でも言えないのがありましたし、自分が思ったのと違う表現というのもあったのです
どういうのかというと、「会社を設立する」というのがありまして、僕はétablir une sociétéかなって思ったんですが、答えを確かめてみると、fonder une sociétéとなっていました。「ああ、fonderかあ!」と思ったんですけど、自分が普段établirばかり使っているからfonderが頭から抜けていたというのを感じることができました
こうやって新しい発見もあるので、この左側にフレーズが来るという配置はすごく考えさえられる良い配置だと感じました
3.学んだ単語がつまった長文
読み進めていくと、大体見開き3ページごとくらいに100~120語前後の文章が載っています。この文章にはそこまで学習した単語が使われていて、これを読むことによって文の中で実際にどう使われているのかがわかるようになっています。この点も学習者のことを考えた素晴らしい作りだなと思います
4.目的別音声の準備
この単語帳にはCDはついていませんが、三省堂のホームページ上で音声を無料ダウンロードすることができます
こちらの音声は、
①フレーズや例文の音声
②文章の音声
③ディクテ用の音声
という3種類をダウンロードすることができます
ディクテ用の音声が用意されているというところが学習者想いだなとすごく思います
以上の4つの点から、
を中級レベルの方にはオススメしたいと思いました!!!
次回はもう1つ別のオススメ単語帳をご紹介します!!!