英会話はネイティブから学ぶべきか?日本人講師から学ぶべきか? パート1:初級レベルの学習者について
ネイティブから学ぶべきか?
こんにちは!
いつもブログを読んでいただきありがとうございます!
今日は、「英会話ができるようになるためにはネイティブから学ぶべきか」ということについて書いていきます
(学習者は成人しているという条件で書いています)
結論から言いますと
ネイティブから学ぶべきかどうかは、
【学習者のレベルによる】
といえると思います
ここでいう学習者のレベルというのは、
初級レベル:英検3級くらいまで
中級レベル:英検2級くらいまで
上級レベル:英検準1級以上
ざっくり検定試験で例えてみました
ネイティブから学ぶことをおススメしないのは「初級レベル」の方々です
よく、ネイティブから英語で直接学ぶことで、「ネイティブの子供が英語を身につけるのと同じように英語を英語で理解できるようになる」と言われますが、ここには2つの間違いがあります。それは、
「学習者が大人であること」
「教えられている場所が教室であるということ」
まず、大人は学ぶときにそれまでの経験をもとに学習しようします
発音矯正は子供のほうがしやすいのはそのためです
子供は聞こえたままの英語を繰り返そうとしますが、大人はすでに学習済みの発音で繰り返そうとします
「教えられているが教室であるということ」とは?
英会話を学習するのは英会話スクールですよね?
もし親が外国人だったら、場所を選ばず英語を話すことになります
例えば、take off your shoes:くつを脱ぎなさい
というフレーズを教室で勉強してもあまり印象には残りません
しかし、親が靴を脱がない子供にたいしてtake off your shoesという場合、それはその子供が土足でどこかに入ってしまう時ですよね
その子供はtake off your shoesというフレーズの意味が分からない場合、親が靴を指したり、汚れているところを見せたりすることで、「靴を脱がなくてはいけないのか」と子供は理解し、take off your shoesと言われたら「靴を脱げ」ということだと理解するようになります
つまり、子供は言葉の持つ意味を自分が置かれた状況に照らし合わせて覚えていくことになります
そのため、常に教室にいるという状況では印象に残りにくいということになります
ここまでが、ネイティブから英語で直接学ぶことの利点として間違って広まっていることになります。
では、ネイティブから初級レベルの人が習うべきではない理由とはなにか?それは、
「英語を英語で説明されても初級のうちは理解に苦しむ」
という理由です
もし皆さんが今から「モンゴル語」を勉強するとします
目の前にモンゴル人の先生がいて、モンゴル語でレッスンを始めました
一切日本語は無しです
さあ、皆さんはこのレッスンで効率よくモンゴル語を身につけることができるでしょうか?
答えはNoです
聞いたものを繰り返すことはできるでしょう、しかし、先生の言っていることの意味がさっぱり分かりませんよね?
上記で靴の例を使って説明した「状況判断」も教室内ですから通用しません
その点、日本人講師はもし生徒がわからなければ日本語でサポートしてくれます
正直言いますと、英語を英語で理解する、英語で考えるなんていうのは初級レベルでは絶対に無理です
これはある程度英語ができるようになった中級~上級レベルになって初めて少しできるようになるスキルです
初級のうちは日本語のサポートがあったほうが圧倒的に効率よくスピーディーに英語学習を行うことができます
「でもネイティブの発音を学びたい」という人へ
日本人の講師よりも外国人方が発音が良い、というのは一昔前の話で、今はとても発音がきれいな日本人講師が増えてきた印象があります
そのため、発音という観点からすると、ネイティブに教わる必要性が減ってきたと言えます
また、発音に関しては英会話のレッスンではなく、発音に関する参考書などを使って自分で勉強しなければ無駄にレッスンを重ねるだけになります
このような理由から、初級レベルの方が英会話を習おうというときには日本人講師のほうが良いという結論に至りました
次回は中級者・上級者に関してまとめていきたいと思います
See you next time!!
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